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トゥル心得Rules
「各動作の目的を理解し仮想の敵を常に置く、そして、常に己の技術に満足しないこと」
► 1 基本動作の徹底
- ①正確なソギの徹底(正確な演武線)
- ②各動作に於ける指示区分の徹底(動作の正確性)
「各区分について」
~A角度区分(体幹の角度)
a.オンモン(前身/全身)
b.パンモン(半身)
c.ヨンモン(横身)
B高さ区分
a.ノプンデ(上段)
b.カウンデ(中段)
c.ナジュンデ(下段)
※急所を基準とする区分を除く
C幅区分
a.ミョンチソン(水月線/正中線)
b.カスムソン(胸の線)
c.オケソン(肩の線) - ③滑らかな動きと力強い動作の実施(サインウェーブの徹底)
~A動作を開始する前は肘、膝を適切に曲げ力を抜くこと
B動作を開始し、完了するまで途中で止めないこと
C放つ打撃は必ず逆方向から起動させること
D視線、手と足、呼吸は必ず同時刻に完了させる
E動作完了時、呼吸と同時に力を部位に集中させること
Fサインウェーブは必ずニーコンプレッション(溜め足)から始めること - ④バランスの確保
~動的安定と静的安定の確保
A動的安定:移動する際の姿勢の確保
B静的安定:静止状態での姿勢の確保
► 2 正確な運足の確保(正確な演武線)
► 3 六つの指示動作と呼吸法の徹底
「六つの指示動作について」
- ①一般動作
- (1つのサインウェーブ運動に一つの動作/呼吸はブレスアクセントを用いる)
- ②速い動作
- (複数の動作を、その形態を維持する中で速く終える:継続動作よりも速い/呼吸は動作の数だけアクセントを 用いる)
- ③遅い動作
- (特に軌道を正確に認識するための修練動作/呼吸は一回ゆっくり吐き続ける)
- ④自然動作
- (主に掴んだり抱えたりする動作に用いる/呼吸は一回ブレスアクセントは入れない)
- ⑤継続動作
- (一般動作+一般動作/呼吸は一回ブレスアクセントは複数回)
- ⑥連結動作
- (自然動作+一般動作/呼吸は一回、ゆっくり吐き続けた後にアクセントを入れる)
※呼吸はすべて腹式呼吸にて行う
国際師範 金省徳
型名 | 動作数 | 修得級 | 命名の意味 |
---|---|---|---|
天地(チョンジ) | 19 | 9級 | 東洋において「天地」は、世界の創造あるいは人類の歴史の始まりと解釈されているため、最初に学ぶ型に名づけられた。 |
檀君(タングン) | 21 | 8級 | 紀元前2333年に朝鮮を建国したと伝説上いわれている始祖・檀君(タングン)の名にちなんだ。 |
島山(トサン) | 24 | 7級 | 日本による植民地支配の時代、その全生涯を朝鮮の教育の向上と独立運動に捧げた、安昌浩(アンチャンホ)の雅号。 |
元曉(ウォニョ) | 28 | 6級 | 西暦686年新羅の王朝に仏教を初めて伝えた高僧、元曉(ウォニョ)の名にちなんだ。 |
栗谷(ユルゴク) | 38 | 5級 | 李退渓(リ・テゲ)とともに朝鮮儒学の双璧を成す大儒学者、李珥(リ・イ)のこと。東方の聖人とも呼ばれた彼の字(あざな)である。 |
重根(チュングン) | 32 | 4級 | 朝鮮独立のために闘った民族の英雄、安重根(アン・チュングン)の名にちなんだ。のちに彼は伊藤博文を暗殺し、処刑された。 |
退渓(テェゲ) | 37 | 3級 | 朝鮮儒学の最高峰である李滉(リ・ファン)のこと。李退渓は、彼を尊敬の念をこめて呼ぶ際の別名、字である。 |
花郎(ファラン) | 29 | 2級 | 新羅王朝時代の、青年貴族の軍団で三国統合の原動力のひとつとなった花朗徒(ファランド)の名にちなんだ。 |
忠武(チュンム) | 30 | 1級 | 豊臣秀吉の侵略軍を粉砕した李朝の海軍提督、李舜臣(リ・スンシン)将軍の諡号(しごう)。 |
廣開(クワンゲ) | 39 | 1段 | 高句麗王朝最強の王、廣開土王(クワンゲトワン)の名にちなんだ。 |
圃隠(ポウン) | 36 | 1段 | 高麗末期の有名な詩人でもある文臣、鄭夢周(チョン・モンジュ)の雅号。 |
階伯(ケベク) | 44 | 1段 | 百済王朝末期の悲劇の将軍、階伯(ケベク)の名にちなんだ。 |
義菴(ウィアム) | 45 | 2段 | 1919年の三一独立運動に際し、独立宣言文に署名した33名の民族代表の筆頭者のひとり、孫秉煕(ソン・ビョンヒ)の雅号。 |
忠壮(チュンジャン) | 52 | 2段 | 15世紀李王朝時代、日本の侵略に決起した非運の義兵隊長、金徳齢(キム・ドンリョン)の雅号。 |
主体(チュチェ) | 45 | 2段 | テコンドーでいう克己は、まず自らの主体(チュチェ)を確立することだ。演武線は、朝鮮民族の主体を象徴する白頭山をイメージしている。 |
三一(サミル) | 33 | 3段 | 1919年3月1日に、ソウル・パゴダ公園での独立宣言をきっかけに朝鮮全土を揺るがせた三一独立運動の歴史的な日付を示している。 |
庚信(ユシン) | 68 | 3段 | 高句麗、百済、新羅の三国時代に終止符を打った新羅の大将軍、金庚信(キム・ユシン)将軍の名にちなんだ。 |
崔瑩(チェヨン) | 46 | 3段 | 高麗王朝末期の武人政治家、チェ・ヨン将軍の名にちなんだ。 |
淵蓋(ヨンゲ) | 49 | 4段 | 高句麗末期の勇猛な将軍、淵蓋蘇文(ヨンゲ・ソムン)の名にちなんだ。 |
乙支(ウルチ) | 42 | 4段 | 612年に隋の煬帝に率いられた約百万の隋軍の侵入に対して、高句麗の防衛を果たした乙支文徳将軍(ウルチ・ムンドク)の名にちなんだ。 |
文武(ムンム) | 61 | 4段 | 高句麗、百済、新羅の三国を統合した第30代新羅王文武(ムン・ム)を称えて名づけられた。 |
西山(ソサン) | 72 | 5段 | 豊臣秀吉の朝鮮侵略に抗して僧侶義兵軍を組織した、李王朝時代の高僧、チェ・ヒョヌンの雅号。 |
世宗(セジョン) | 24 | 5段 | 1443年にハングルを編み出すなど、史上最も偉大な王として有名な、世宗(セジョン)の名にちなんだ。 |
統一(トンイル) | 56 | 6段 | 1945年以来分断されている南北朝鮮の統一の決意をあらわしている。 |
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