新年のご挨拶 金省徳 理事長より
2016年1月3日
御挨拶
新年あけましておめでとうございます。
旧年中も日々精進される多くの会員たちによってわが(社)日本ITFテコンドー協会は世に有益な武道教育機関としての使命を果たして来ることが出来きま した。
新年を迎えるこの節目の時に、協会指導陣を代表して、ここで改めて感謝の意を表明いたします。
1982年、はじめて日本に正統テコンドーが普及され、今年で34年目を迎えます。
そして、創始者ご逝去後の騒動の後に本会が創設され、早10年です。
振り返れば、様々な出来事があり、当然ながら順風満帆ではありませんでした。
国内においても国外においても常識として捉えられない愕然とさせられる出来事が数えきれないほどあり、また、小さな団体ながらも大きな政治判断を迫られる 場面が多々ありました。
しかし、今日こうして新年を迎えられることができるのは、常に身の丈に沿って「足る」を知り、知力、技量において決して「足る」を知らないという心、そし てテコンドー創始者の本意であった「正義貫徹精神」、「連帯精神」、「社会貢献精神」の育成を誠実に受け継ぎ、この考えを売り飛ばすようなことなく、一時 も「イデオロギーやナショナリズムの問題よりも国際機構組織としての民主的判断を優先させること」を忘れなかったからであり、また同時に、このような精神 に賛同できる高い文化意識を備えた指導陣をはじめとする会員たちに恵まれたことに他ならないと考えています。
本年も、日々精進される多くの指導陣と稽古生たちによってわが(社)日本ITFテコンドー協会が世に有益な武道教育機関としての使命を果たせるよう、基本 精神を忘れず、武道家組織としての使命を全うして参る所存でございます。
年頭にあたり、皆様のご健勝とご発展を祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
2016年元旦 (社)日本ITFテコンドー協会
理事長 金 省徳