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マスター・ラン特別セミナーレポート (その1~セミナー編)

2010年8月30日

日時:平成22年8月22日(日曜日)
場所:大蔵第二運動場体育館(東京都世田谷区)

下記日程において、ドイツのドルトムントより、ウン・キム‐ラン師賢(8段・以下「マスター・ラ ン」とお呼びします。)を招聘し、特別セミナーが行なわれました。
今回は、セミナーの模様をレポートいたします。

マスター・ランは、世界選手権等の国際大会でドイツチームのコーチとして毎回参加されており、ト ゥル及びマッソギで、多くの入賞者を輩出していらっしゃいます。
のみならず、ポーランドには毎年4回、またフィンランドをはじめ北欧各国、ニュージーランド、及 びカナダなど、強豪国にゲストコーチとして招かれ、1年を通じて世界中を飛びまわって指導に当たっ ておられます。

昨年、アルゼンチンの世界選手権大会において、金省徳師範よりセミナーの依頼をしたところ、快く お引き受けいただき、忙しいスケジュールを縫ってセミナーを開催していただけることとなりました。

セミナーは、まず基本動作についての確認から始まり(オンモン、ヨンモン、パンモンの各動作にお ける腰の動き)、サインウェーブについての理解、そしてトゥルを行なう場合の呼吸法等について、き め細かい指導が行なわれました。

コンヌンソギについて詳細な説明を行なう

基本動作を反復練習

昼休みの時間も、熱心な練習生に囲まれて質問を受けていました。

午後からは、実際にトゥルの試合に臨むときの心構え、そして試合に勝つためのメンタル・コントロ ールについて、実践的な話を聞くことができました。

質問の時間には、トゥルについて普段から疑問に思っていた会員からの質問に、実演を交えながら、 非常に熱心な指導を行なっていただきました。

ファラン・トゥルの動作について、どのような攻撃に対処するものかを説明

ケベク・トゥルの動作について正しい形態を指導

トゥルのセミナーのあとは、マッソギのための実践的な指導が行なわれました。

ウォーミングアップの方法論のあとは、二人一組になって、チルギとチャギのコンビネーションを使 った攻防の練習が行なわれました。

特に前足のヨプチャチルギがいかに試合において有効であるかという説明、そして実際にヨプチャチ ルギを使ったコンビネーションの練習が行なわれました。

実践的なパンチについての説明

ヨプチャチルギ、そしてトラヨプチャチルギを使ったコンビネーション

1日のセミナーでは物足りないくらいの盛りだくさんの内容でした。

最後に、マスター・ランからは、日本の練習生はみな非常に基本的に優れた技術を持っているが、国 際大会などにおける場数が足りていないことを指摘され、あとは練習で学んだことをできる限り実践で 生かして経験を積むことが必要だ、という言葉をいただきました。

会員より花束と記念品の贈呈

マスター・ランと金省徳師範

今回は、大変忙しく各国を回っての中、タイトなスケジュールで時間をとっていただいてのセミナー で、練習時間は1日だけでした。
次回は、ぜひ複数の日にちをとってのセミナーを行いたい、という希望をお伝えしたところ、マスタ ー・ランご自身も、ぜひそのようにしたい、とおっしゃっていただくことができました。

今から次回のセミナーの開催が非常に楽しみです。

お疲れ様でした!

次は、マスター・ランに日本を少しでも楽しんでいただくためにお連れしたショートトリップを番外 編でご紹介します。

 

 

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