一般社団法人日本ITFテコンドー協会

先ずはじめに、今大会を成功裏に収めるためご尽力いただいた実行委員、審判員、そして選手を含めるすべての関係各位に対し心から御礼を申し上げます。
私は、常々全日本大会はその協会の技量を測るひとつのバロメーターだと考えています。国内においてわが団体は、まださほど大きな団体ではありません。
技量のほどは、将来性も含め世界に通じる技量をもつと自負しています。しかし、何よりもそれ以上にテコンドーの目指すところの「人格者」に恵まれた団体であることを大きな誇りに思っています。
大会開催にあたり、協会員のために高額な競技用備品を寄贈される者、大会のすべてを取り仕切りながらも選手として立派に結果を残す者、本業の仕事を務めながらも後輩の指導に明け暮れ、大会や多くのイベントを仕切りながら個人の練習を決して怠ることなく立派に優勝を果たした者、渡航費用や滞在費用を捻出するために多くの仕事をこなしながらも減量に励み結果を得た者・・等々
決して甘くはない環境の下でテコンドーという武道に携わり志や信念を忘れず邁進して行く、そんなテコンドー人としての素朴な姿がわが団体では多く見受けられます。
テコンドーが世に放たれる際にその大方針が定められました。わが団体は一貫してその大方針を忘却せず志と信念に従い、これを今日まで貫いてきた団体です。
今日、我々を取り巻く環境の下には自己の信念を貫けず翻弄に翻弄を重ねる者が多く存在します。
私は世界各国で同じ志を抱き邁進して行く仲間たちと同じ道を歩んでいることに大きな喜びを感じて止みません。大会もその中の一環であると同時に、ここに携わる者の行動がすべてテコンドーの道であることに気づかされた大会でした。
今大会では延長の末、再延長までもつれこみ惜しくも敗れ世界戦への切符を手にできなかった者もいますが、そこに至るまでの経緯は決して時間的浪費でもなければ無駄な志でもなかったと思います。
むしろ、社会生活の上で活かされるお金で買えられない貴重な時間とと労力だったと考えます。
先に述べたテコンドーの大方針は、正義貫徹、連帯、社会貢献の精神です。
今大会を契機にただ個人のモチベーションを向上させるだけでなく少しでも「大方針」の考え方を一分でも深め、個々の生活の中に生かせることができれば、それだけで大会の意義はより深まるものと考えます。
最後に、これからもテコンドーの成長を見守ってくださるよう参加された選手はもちろん全ての関係者各位によろしくお願い申し上げます。

※次回開催の予定されているITF主催 第１７回世界テコンドー選手権大会（NZ ウェリントン）への日本代表選手は以下の選手たちと決定いたしました。

個人男子トゥル（型）
１段 大竹 聡 （岐阜）
２段 佐久本 巧也（新宿）
３段 豊永 誠史（光が丘）
４段 未決定（候補：清水 智章、李 勝鳳、菅谷 泰三）

個人女子トゥル（型）
１段 澤 夕子 （岐阜）
２段 長屋 千亜紀（岐阜市橋）
３段 関口 紀子（用賀）

個人男子マッソギ（スパーリング）
マイクロ級 貴志 英司（愛知名西）
ライト級 岸 玄二（岐阜）
ミドル級 佐久本 巧也（新宿）
ヘビー級 菅谷 泰三（T`z-TKD）
ハイパー級（選手希望者はkimstkd@hotmail.co.jpまで）

個人女子マッソギ（スパーリング）
マイクロ級 関口 紀子（用賀）
ライト級 藤原 夏美（南大泉）
ミドル級 （選手希望者はkimstkd@hotmail.co.jpまで）
ヘビー級 （選手希望者はkimstkd@hotmail.co.jpまで）
ハイパー級 （選手希望者はkimstkd@hotmail.co.jpまで）

個人男子ウィリョク（パワーテスト）
菅谷 泰三（T`z-TKD）

個人男子トゥッキ（スペシャルテクニック）
菅谷 泰三（T`z-TKD）

団体戦
男子、女子共々、選手希望者はkimstkd@hotmail.co.jpまで問い合わせください。